小江戸川越七福神がある埼玉県川越市は、小江戸と呼ばれ、江戸情緒を今に残す文化の香り高い街として、 その伝統が受け継がれています。蔵造りの町並み、時の鐘、菓子屋横丁などを巡る 江戸時代の寛永の創建から350年間、 暮らしに欠かせない「時」を告げてきた川越のシンボル
時の鐘は、寛永年間(1624年〜44年)に川越城主酒井忠勝が、城下多賀町 (いまの幸町)に建てたものが最初といわれています。 現在の鐘楼は、明治26年(1893)に起きた川越大火の翌年に再建されたもの。 1日に4回(午前6時・正午・午後3時・午後6時)、蔵造りの町並みに 鐘の音を響かせている
太田道灌 市役所前に立つ銅像 川越城、江戸城を築城した室町時代の武将余談:ゆっくり昼食を楽しむ余裕が無く、市役所の食堂で済ませる。 「カツカレー」\500 大変美味しかったです。
太田道灌と山吹の言い伝え
江戸時代に記された書物によれば、鷹狩りをしていた道灌は、雨が降ってきたので農家で蓑を借りようとしました。ところが、
農家の娘は蓑ではなく山吹の花を黙って差し出したので、「花がほしかったのではない」と道灌は怒って帰ってしまったそうです。
この話を聞いた人からは、「娘は、『七重八重 花は咲けども山吹の みの(蓑)ひとつだに なきぞ悲しき』という古い和歌に
『お貸しできる蓑はございません』ということを託したのでは」と言われ、道灌はたいへん驚いたそうです。
それを機に道灌は歌に関心を持つようになり、後に歌人として名を成したと伝えられています。